コピー機の登場により
今では当たり前のように印刷できる現代ですが
まだ複合機やコピー機がない時代、書類や図面など
どうやって印刷していたのでしょう?
今回は「コピー機が普及する以前の印刷方法」について解説していきます!
ちなみに現在のコピー機の歴史は
こちらのブログ記事をどうぞ👇
それでは解説していく~♪
さて、近代ではどういった印刷がされていたのかと言いますと
謄写版(というしゃばん)という印刷方式(通称ガリ版)を活用しておりました。
19世紀後半”発明王”で有名な
トーマス・エジソンが開発した「ミメオグラフ」を
1894年(明治27年)に明治の発明家
堀井新治郎が日本に合うように改良したものです。
「謄写版」と名付け特許出願しましたが、書類に不備があったため受理されず
当時横浜の外国人居留置で発行されていた英字紙
「ジャパン・ウィークリー・メイル」に広告を掲載。
日本の情報を海外へ発信する広告は大きな反響がありました。
翌年特許を取得すると、官庁や新聞社、通信社、大学などで採用され
1899年(明治32年)には海外への輸出も始まりました。
その後、ほぼ100年にわたり日本で多く使われました。
【どういった印刷方式だったかというと】
ロウでコーティングされた和紙(ロウ原紙)を
ヤスリ版の上に置き、金属の鉄筆で文字を刻み
点線上の穴をあけていくというもの。
ちなみにその音が「ガリガリ」という音だったため
通称「ガリ版」と呼ばれるようになりました。
そのロウ原紙を絹できた絹枠に貼り付け
その上から油性のインクを付けたローラーで押してつけ
回転させながら下の紙に印刷していました。
いかがでしたでしょうか?
今回はコピー機が普及される以前の
印刷技術「謄写版」について解説していきました!
職人の技が光るガリ版に温かみを感じますね~♪
それではまたの投稿で👋
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