さて前回は謄写版(通称ガリ版)に
ついて解説していきましたが
今回はそれからさらに20年以上遡った印刷方法
について解説していきます!
前回の「謄写版(ガリ版)」の歴史はこちらから
👇
それでは解説していく~~♪
蒟蒻版とは、印刷法のひとつで
グリセリンとゼラチンを混ぜて煮て作った”版”に
濃いインクで書いた原稿をかぶせ、
原稿を転写させてから、紙を載せ再度転写させる印刷方法です。
条件さえよければ30枚程度複写が可能だったそうです。
この版にゼラチンの代用として”蒟蒻”が使用されたことから
「蒟蒻版」と呼ばれていました。
前回の「謄写版(ガリ版)」が一般的に使われるまでの間は、
「蒟蒻版」による印刷が使われていたようです。
夏目漱石の代表作「坊っちゃん」でも蒟蒻版が描かれています。
この蒟蒻版は世界的には一般にヘクトグラフと呼ばれました。
ヘクトグラフは19世紀後半にロシア、ドイツで考案されたとされています。
このヘクト(hecto)は100を意味するギリシャ語由来の単語で
印刷可能な目安の”100枚”にちなんで付けられました。
日本では明治中期に輸入されましたが
印刷物の長期保存は難しく、ほとんど残っておらず、
1880年代に考案・商用化された
謄写版登場までの軽印刷の主流となりました。
いかがでしたでしょうか?
今回は謄写版より以前の印刷方式
「蒟蒻版」について解説していきました。
以外にも日本のオフセット印刷のルーツが
蒟蒻(こんにゃく)とはビックリしますよね( ゚Д゚)
これから複合機(コピー機)は
どんな進化を遂げていくのでしょうか?
それではまたの投稿で👋
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