「また色が違う…」はもう卒業!デザイナーのための高画質中古複合機、失敗しない選び方
更新日:2025.06.17

デザイン事務所にとって、複合機で出力される印刷物の品質は、クライアントの信頼を左右する生命線です。PCモニターで作り込んだ美しいデザインも、紙に印刷した瞬間に「色が違う」「線が潰れている」といったトラブルが起きては元も子もありません。
しかし、高画質を追求すればするほど、新品複合機の導入コストは高騰し、経営を圧迫しかねないのが現実です。
「品質は妥協したくない。でも、コストは抑えたい…」
そんなお悩みを持つデザイン事務所様のために、本記事では「高画質な中古複合機」という選択肢をプロの視点で徹底解説します。
高画質を実現するための技術的なポイントから、コストを抑えながら最高のパフォーマンスを発揮するSHARPのおすすめ中古機種、そして安心して使い続けるための保守運用まで、知りたい情報をすべてまとめました。
この記事を読めば、貴社のクリエイティブを加速させる最適な一台が必ず見つかります。
目次
デザイン事務所が複合機に求める「高画質」とは?

デザインの現場で求められる「高画質」とは、単に「綺麗に印刷できる」だけではありません。
デザイナーが意図した色やディテールを、いかに忠実に紙の上で再現できるか、その「再現性」が最も重要です。
なぜ「印刷解像度」と「色再現性」が重要なのか?
PCモニターで見る美しいデザイン(RGBカラー)を、紙(CMYKカラー)に印刷する際、複合機の性能が低いと、以下のような品質劣化が起こりがちです。
- ベタ塗り部分にザラつきや色ムラが発生する
- 滑らかなはずのグラデーションが、ギザギザの階調になってしまう
- 細い線や小さな文字が潰れて、読めなくなる
こうしたトラブルを防ぐ鍵となるのが、「高い解像度(dpi)」と「優れた色管理機能」です。
特に、ポスターやカタログの校正刷りでは、モニターで見たイメージを寸分たがわず紙で確認できるかが重要になります。
そのため、1200dpi以上の高解像度はもちろん、Illustrator®などのソフトとの連携に不可欠な「PostScript3」や、正確な色合わせを行う「ICCプロファイル」といった機能に対応しているかが、プロ用の複合機を選ぶ上での絶対条件となります。
DTP・校正フローを高速化する「高精細コピー」
デザイン制作では、「モニターで確認 → 試し刷りでチェック → 修正」という校正作業を何度も繰り返します。この「試し刷り」を毎回外注していては、時間もコストもかさむ一方です。
ここに高画質の複合機が1台あれば、簡易的な色校正から、最終納品に近い本紙校正までを社内で完結させることが可能に。外注コストと時間を大幅に削減し、制作スピードを劇的に向上させます。
さらに、Pantone®やDICといった特色を複合機側で正確にシミュレーションできれば、「この色で進めよう」という判断が迅速になり、クライアントへの提案も加速。納期短縮と修正コストの削減に直結するのです。
高画質を実現!複合機選び3つの重要ポイント

「高画質」を謳う複合機は数多くありますが、どこを見れば本当に実力のある機種かを見分けられるのでしょうか。デザイン事務所がチェックすべき3つのポイントを解説します。
1. 画質を左右する4つの基本スペック
複合機の画質は、主に以下の4つのスペックで決まります。カタログを見る際は、ぜひこの項目に注目してください。
- 書き込み解像度(dpi): 数値が高いほど、きめ細かく滑らかな印刷になります。最低でも1,200dpi、できれば1,200×2,400dpiなどの高精細モデルが理想です。
- トナーの粒径(µm): トナーの粒子が小さいほど、色の再現性が高く、写真のザラつき(粒状感)がない美しい仕上がりになります。
- 現像方式: 高画質モデルでは、より精密な描画が可能なレーザー方式やLED方式が採用されています。
- RIP処理能力: 複雑なデザインデータを正確に印刷データへ変換する、複合機の「頭脳」です。CPUやメモリの性能が高いほど、エラーなく高速に処理できます。
例えば、富士フイルムのハイエンド機「ApeosPro C650」は2,400×2,400dpiを実現し、プロの要求に応える代表例です。しかし、このような最新鋭機は非常に高価なのがネックです。
2. PostScript対応と専用RIPの重要性
デザイナー必須のソフト、Illustrator®やInDesign®からデータを正しく出力するには、「PostScript3」という“言語”に対応した複合機が不可欠です。
もし非対応の機種で印刷すると、複雑なベクトルデータや透明効果を使った部分で、文字化け、図形の欠け、色ズレといった致命的な印刷エラーが起こる可能性があります。
これを防ぐには、PostScript3に標準対応したモデル(例:SHARP BP-70C45)を選ぶか、「Fiery®」のような高性能な外付けRIPサーバーを追加できる機種を選ぶのが確実です。
3. カラーマネジメント機能(ICC・Pantone)の有無
ブランドカラーや特色の微妙な色合いを確認する校正刷りでは、モニターと印刷物の色を厳密に合わせる「カラーマネジメント」が欠かせません。
- ICCプロファイル対応: PCモニター、複合機、印刷会社の印刷機など、異なる機器間の色味を統一するための設定ファイル(ICCプロファイル)を本体に保存・適用できるか。
- Pantone®ライブラリ対応: 特色インクの代表であるPantone®カラーを、複合機上で近似色として正確に再現できるか。
- キャリブレーション機能: 日々の使用で生じるわずかな色のズレを、定期的に補正する機能があるか。
これらの機能が充実しているほど、印刷会社に出す「本機校正」に近いレベルの色合わせを自社で行えるようになります。
デザイン事務所におすすめ!高画質SHARP中古複合機3選

「高画質は欲しい、でもコストは抑えたい」そんなわがままな要求に応えるのが、SHARPの高画質中古複合機です。ここでは、目的別に厳選した5機種をご紹介します。
【最新鋭の画質と連携】BP-70C45

2024年登場の最新シリーズ。より微細で均一な「MycrosトナーHG2」により、写真のハイライトからシャドウまでの階調表現が格段に向上。1,200×1,200dpiの高精細印刷は、ポスターの試し刷りにも十分なクオリティです。SHARP独自のクラウド連携機能「Synappx」で、テレワーク環境からのリモート印刷もスムーズ。
- こんな事務所におすすめ: 最新の画質とクラウド活用を両立したい。
- 中古相場: 50万円台~
【コスパ最強モデル】MX-3650FN

PostScript3と1,200dpiの高精細プリントを標準搭載しながら、手頃な価格で導入できる人気No.1モデル。Illustrator®で作った重いPDFデータも、PCに負荷をかけずダイレクトに高速印刷できます。耐久性も高く、ランニングコストを抑えたい事務所に最適です。
- こんな事務所におすすめ: 画質とコストのベストバランスを求めたい。
- 中古相場: 25万円前後
【省スペースと高画質を両立】BP-60C26

幅56cmのコンパクト設計でありながら、1,200dpi出力とPostScript3に対応。SOHOや、打ち合わせスペースに設置したい場合に最適です。MacBook®やiPad®からのワイヤレス印刷も標準でスムーズに行え、「2台目の校正機」としても人気があります。
- こんな事務所におすすめ: 限られたスペースで高画質を実現したい。
- 中古相場: 18~24万円
新品 vs 中古 導入コストと5年間の総費用を徹底比較

「中古は安いけど、結局高くつくのでは?」という疑問にお答えします。新品と中古で5年間のトータルコストがどれだけ変わるか、シミュレーションしてみましょう。
5年間のトータルコストシミュレーション
項目 | 中古複合機 (BP-70C45相当) | 新品ハイエンド機 (ApeosPro C650相当) |
---|---|---|
本体価格 | 48万円 (購入) | 約280万円 (リース前提) |
5年間のカウンター料金 | 約204万円 | 約150万円 (リース料に含む) |
5年間のリース料金 | – | 約312万円 (月額5.2万円×60回) |
5年間の総コスト | 約252万円 | 約430万円 (本体価格+カウンター料金) |
差額 | – | 178万円 中古の方がお得! |
(※年間6万枚出力、カウンター料金 カラー12円/モノクロ1円で算出。価格は一例です) |
ご覧の通り、5年間で約178万円もの差が生まれます。この差額を、高性能なPCやソフトウェア、人材採用など、他のクリエイティブ投資に回せるのが中古導入の最大のメリットです。
支払い方法も柔軟に選べます
オフィスエコでは、お客様の経営状況に合わせて最適なプランをご提案します。
- 銀行振込決済: ご注文後10日以内に、商品代金をお振込。
- 代金引換決済: 商品受け取り時に、商品代金をドライバーへお支払い下さい。(運送会社の指定はできません。)
- クレジットカード決済: 東京店、大阪店、福岡本店の店頭でのみご利用いただけます。
キャッシュフローを重視するスタートアップや、案件ごとに機材を増減させたい制作プロダクション様も、柔軟に高画質環境を構築できます。
中古でも安心!高画質を保つための保守・運用

「中古はすぐ壊れそう」「色の品質が安定しないのでは?」そんな不安を解消するのが、オフィスエコの徹底した保守サポートです。
プロによる定期キャリブレーションで色ズレを防止
印刷物の色ズレは、クライアントの信頼を損なう致命的なミスに繋がります。弊社の保守プランでは、技術員が定期的に訪問し、専用機器でトナー濃度や転写電圧を測定・補正。常にベストな色再現性を維持し、安定した品質をお約束します。
部品の寿命を予測し、トラブルを未然に防ぐ
「締め切り直前に複合機が止まった!」という最悪の事態を防ぐため、SHARP複合機の「パーツ寿命カウンター」を遠隔で監視。ドラムなどの消耗部品が寿命を迎える前にお伺いします。
オフィスエコがデザイン業界で選ばれる3つの理由

1. 新品同様の高品質

オフィス・エコの商品は、コピー機の画質、各種部品の状態、カウンター枚数、動作状況、外装等を全てチェックし、各検査項目をクリアした厳選されたコピー機だけを販売しております。
2. 業界最安値級の価格

オフィスエコでは卸業者を通さず、直接買い付けを行うことにより中間マージンが発生せず、お客様へ激安で商品を提供することができます!
3. 全国対応!保守保証も万全

私たちは全国8店舗と3ヶ所のテクニカルセンター、そして数多くの協力店との連携により、全国どこでも複合機の販売・保守サポートを提供しています。
保守契約を結んでいただければ契約期間中は製品保証が付きますのでトラブルの際も安心です。(保守契約をお申込み頂かなくても全商品1ヶ月、もしくは1,000枚までの保証が付きます。)
まとめ:高画質中古複合機で、クリエイティブを加速させよう

デザイン事務所が複合機に求める「高画質」とは、解像度・トナー品質・RIP性能・色管理機能という、4つの要素の総合力で決まります。
SHARPの中古複合機は、これらの性能を高いレベルで満たしながら、圧倒的なコストパフォーマンスを実現できる最適な選択肢です。
さらに、オフィスエコの「中古のイメージを覆す徹底した整備・調整」と「業界に特化した手厚いサポート」を組み合わせることで、「品質の妥協ゼロ」と「投資の最小化」を両立できます。
貴社のクリエイティブワークと経営効率を同時に向上させる一台を、私たちと一緒に見つけませんか?
導入に関するご相談や無料お見積もりは、下記フォームからお気軽にお問い合わせください。
