【プロが解説】複合機の消費電力と電気代を徹底比較!コストを30%削減するSHARP中古機の選び方
更新日:2025.07.02

「オフィスの電気代、もう少し安くならないだろうか…」
「複合機を入れ替えたいけど、省エネ性能ってどう見ればいいの?」
経営者や総務担当者の方なら、一度はこう考えたことがあるかもしれません。
実は、見過ごされがちな複合機の消費電力こそ、オフィスのコスト削減と環境貢献を両立させるための重要なカギとなります。
この記事では、複合機の消費電力に関する基礎知識から、メーカー別の性能比較、そして明日から実践できる電気代削減の具体的な方法まで、専門家の視点で分かりやすく解説します。
特に、コストパフォーマンスに優れたSHARP製中古複合機が、なぜ電気代削減に最適なのか、その理由も明らかにしていきます。
目次
なぜ今、複合機の「消費電力」が重要なのか?

複合機のコストといえば紙代やトナー代が思い浮かびますが、実は「電気代」も決して無視できません。その背景には、企業のコスト構造の変化と、社会的な環境意識の高まりがあります。
見過ごせない!オフィスコストにおける電気代のインパクト
月間の印刷枚数が多いオフィスでは、複合機1台の年間電気代が数万円にのぼることも珍しくありません。
近年、テレワークが普及し「複合機の稼働が減ったから大丈夫」と思いがちですが、電源が入っている限り待機電力(スタンバイ電力)は発生し続けます。
また、スリープ状態から復帰する際のピーク電力もかかるため、使用頻度に関わらず消費電力の最適化は重要な課題です。
SDGsや環境評価への貢献で企業価値を高める
2025年現在、企業の社会的責任(CSR)はますます重要視されています。
ISO14001やエコアクション21といった環境認証は、取引条件となるケースも増えてきました。
複合機は「エネルギーを多く消費する事務機器の代表」と見なされることが多く、調達の際には以下の点が厳しくチェックされます。
- TEC値(標準的な1週間の消費電力量)は低いか
- 国際エネルギースタープログラムに適合しているか
- グリーン購入法の基準を満たしているか
省エネ性能の高い複合機を選ぶことは、電気代という直接的なコストを削減するだけでなく、CSRレポートでCO₂排出量の削減実績(Scope2削減)としてアピールできます。
さらに、導入コストを抑えられる中古複合機を選ぶことで、「経済性」と「環境性」を両立している先進的な企業として、企業価値を高めることにも繋がるのです。
【基本編】複合機の消費電力を左右する3つの指標

「省エネ性能」を正しく比較するためには、スペック表に書かれている専門用語を理解する必要があります。ここでは、最低限押さえておきたい3つのポイントを解説します。
① 最大消費電力・動作時平均電力・待機電力の違い
複合機の仕様書には、主に3つの電力値が記載されています。
電力区分 | 消費電力の目安 | 発生するタイミング |
---|---|---|
最大消費電力 | 1100~1500W | 起動時、スリープからの復帰時、大量印刷の開始時など |
動作時平均電力 | 400~600W | コピーやプリント中に継続して発生 |
待機(スリープ)電力 | 0.5~3W | 操作していない待機中に発生 |
これらを正しく理解することで、「ピーク時の電力をどう抑えるか」「待機中のムダな電力をどう削るか」といった具体的な節電対策を立てやすくなります。
② 省エネ性能の通知表「TEC値」とは?
TEC値(Typical Electricity Consumption)とは、「標準的な1週間の消費電力量」をkWh(キロワットアワー)で示した国際的な指標です。
オフィスでの典型的な使用状況(平日5日稼働+土日2日休み)を想定して算出されます。
- TEC値が小さいほど、省エネ性能が高いことを意味します。
- 業務用複合機では2.0kWh前後が標準ですが、高性能モデルでは6.0kWhを超えることもあります。
このTEC値は、年間の電気代をシミュレーションする際の最も重要な基礎データとなります。
③ 印刷速度が速いと電気代は高い?技術との関係性
一般的に、印刷速度が速いモデルは、印刷用紙にトナーを定着させる「定着ユニット」を常に高温に保つ必要があるため、消費電力が上がる傾向にあります。
しかし、最新の複合機は「低融点トナー」や「IH定着技術」といった新技術により、高速印刷と省エネを両立させています。
また、ウォームアップタイム(起動時間)が短いモデルも、ヒーター制御の進化により、起動時のピーク電力を抑えながら高速起動を実現しています。
スペック表の数値だけでなく、こうした省エネ技術が搭載されているかもチェックポイントです。
【比較編】主要メーカー別!消費電力と省エネ性能をチェック

では、実際に各メーカーの複合機はどのくらいの省エネ性能なのでしょうか。
代表的な機種で比較してみましょう。
SHARP「BP-70C/60Cシリーズ」の圧倒的な省エネ性能
SHARPのA3フルカラー最新複合機「BP-70C/60Cシリーズ」は、業界トップクラスの省エネ性能を誇ります。
- TEC値:1.3 kWh
- 待機電力:0.4 W
新開発のモーターやIH定着技術により、毎分60枚クラスの高速機でありながら、従来機に比べて消費電力を約25%も削減。
同クラスの他社モデルから乗り換えた場合、年間で約4,000円の電気代が削減できるという試算もあります。(※電気料金27円/kWh、月20日・1日8時間稼働で想定)
Canon・Ricoh・Konica Minolta代表機種との比較
国内の主要メーカーの代表的な機種(50ppm前後)とTEC値を比較すると、その差は一目瞭然です。
メーカー | 機種名(例) | TEC値の目安 |
---|---|---|
SHARP | BP-70C/60Cシリーズ | 1.3 kWh |
Konica Minolta | bizhub C450i | 1.8 kWh |
Canon | imageRUNNER ADVANCEシリーズ | 2.0 kWh |
Ricoh | IM C5500 | 2.3 kWh |
※上記は標準構成での参考値です。
もちろん、フィニッシャー(製本機能)などのオプションを追加すれば消費電力は増加しますが、本体の基本性能が低いSHARP機は、トータルコストで優位に立つことができます。
グリーン購入法・エコマーク適合のチェックポイント
国や地方自治体などの公共機関では、環境に配慮した製品を優先的に購入する「グリーン購入法」への適合が調達の必須条件となっています。
複合機の場合、この法律が定めるTEC基準値をクリアしている必要があります。
カタログに「エコマーク」や「国際エネルギースター」のロゴがあるモデルは、第三者機関によって省エネ性能が証明されているため、環境配慮を重視する企業でも安心して導入できます。
中古複合機であっても、該当モデルがこれらの認証を取得していれば、環境配慮型製品として問題なく採用可能です。
【実践編】あなたのオフィスでは年間いくら節約できる?

TEC値の違いが、実際の電気代にどれくらい影響するのか、具体的なケースでシミュレーションしてみましょう。(電気料金単価:27円/kWhで計算)
ケース1:従業員50名規模のオフィス
- 前提条件:月間印刷枚数20,000枚、毎日10時間稼働
- TEC値1.3kWhのSHARP機:年間電気代 約9,100円
- TEC値2.3kWhの旧式機:年間電気代 約13,000円
→ 年間で約4,000円の差額!
さらに、電力会社との契約では、最も電力を使った時間帯(デマンド)で基本料金が決まる場合があります。最大消費電力の低いモデルに入れ替えることで、電気の基本料金そのものを削減できる可能性もあります。
ケース2:従業員10名規模の中小企業
- 前提条件:月間印刷枚数2,000枚程度
- TEC値3.5kWhの旧式機(2009年頃)からTEC値1.5kWhの省エネ中古機へ乗り換えた場合
→ 年間で約2,000円の削減!
削減額は小さく見えますが、リース契約とは異なり、導入コストも新品の半額以下に抑えられます。
電気代と本体価格を合わせたトータルコストで見れば、削減率は20%近くに達することもあります。
【運用編】設定変更だけで消費電力をさらに30%下げる5つのコツ

最新の省エネ複合機を導入するだけでも効果はありますが、日々の運用を少し見直すだけで、さらなる電気代削減が可能です。
- スリープ移行時間を最適化する
初期設定の「5分」を「1分」に短縮するだけで、待機電力を大幅に削減できます。
ウォームアップが速いSHARP機なら、業務への影響もほとんどありません。 - タイマー機能を活用する
始業直前に自動で電源ON、終業後に自動で電源OFFする設定にすれば、誰もいない夜間や早朝の待機電力をゼロにできます。 - 使わない機能の電源をOFFにする
ステープル機能を使わないならフィニッシャーの電源をOFFにするなど、不要な機能のモーター駆動を止めることで、着実に電力を削減できます。 - ペーパーレス化を進める
スキャン機能を活用して書類をデータ化すれば、印刷する機会が減り、動作時の消費電力が下がります。紙やトナーのコスト削減にも直結します。 - 定期的なメンテナンスを行う
内部の部品が劣化すると、加熱効率が落ちて余計な電力を消費します。
定期的な点検・清掃で、省エネ性能を維持することが大切です。
「中古複合機って、本当に省エネなの?」という疑問にお答えします

「いくら省エネでも、中古品では性能が落ちているのでは?」というご不安はもっともです。
しかし、ご安心ください。選ぶべきポイントさえ押さえれば、中古複合機でも十分な省エネ性能を発揮します。
2011年の省エネ法改正以降のモデルが狙い目
2011年に省エネ法が改正され、複合機のエネルギー消費効率の基準が厳しくなりました。
この基準をクリアした世代以降のモデルは、最新機と比較してもTEC値の差が小さく、実用上まったく問題ありません。
私たちオフィスエコでは、この2011年基準をクリアした高年式の機種を中心にラインナップしています。
リースアップ品の徹底した品質管理
当社が扱うのは、使用枚数が少なく、メンテナンス履歴が明確な優良リースアップ品がほとんど。
省エネ性能の要である部品は丁寧に整備・交換し、新品同等の動作試験をクリアした製品だけをお届けします。
納品後30日間の無償保証もお付けしており、安心してお使いいただけます。
まとめ:SHARPの中古複合機が電気代削減に強い「3つの理由」

これまでの内容をまとめると、SHARPの中古複合機がコスト削減に最適な理由は、以下の3点に集約されます。
- 業界トップクラスの低TEC値と高速起動
SHARP機は、低いTEC値と短いウォームアップタイムを両立。
待機電力とピーク電力の両方を抑え、業務効率を落とさずに電気代を削減します。 - 導入コストと電気代削減の優れたバランス
本体価格は新品の最大70%OFF。さらに年間の電気代も削減できます。
「所有物」として購入するため、リース契約にはない減価償却のメリットも受けられます。 - 〈オフィスエコ〉独自のメンテナンスで省エネ性能を長期維持
納品前の分解洗浄はもちろん、納品後も遠隔モニタリングで稼働状況をチェック。
異常を検知した際にも対応し、省エネ性能を長く保ちます。
【無料診断】あなたのオフィスの電気代、いくら安くなるか試算します!
この記事で、複合機の消費電力を最適化することの重要性をご理解いただけたかと思います。
- 「うちの会社だと、具体的にどれくらい電気代が下がる?」
- 「今使っている複合機と、SHARPの中古機で性能を比較したい」
このようなご要望がございましたら、ぜひ下記フォームよりお気軽にご相談ください。
専門スタッフが、現在の電気料金や印刷状況をもとに、貴社に最適な中古SHARP複合機と、具体的なコスト削減額をご提案させていただきます。
この記事が、貴社のコスト最適化と環境貢献の一助となれば幸いです。
導入のご相談は、信頼と実績の〈オフィスエコ〉まで、ぜひお気軽にご連絡ください。
