中古複合機の【品質】はココで見抜け!プロが明かす失敗しない見分け方・選び方 5つの秘訣
更新日:2025.05.30

「中古複合機って、新品よりずっと安く買えるけど、品質が心配…」
「故障して業務が止まったらどうしよう…」
中古複合機の導入を検討する際、多くの方がこのような不安を抱えるのではないでしょうか。確かに、中古複合機は新品に比べて導入コストを30~70%も抑えられる大きなメリットがある一方、品質を見誤ると、故障や印刷不良で業務に支障をきたし、結果的に修理費や買い替えで高くついてしまうリスクも潜んでいます。
この記事では「中古複合機 品質 見分け方」を徹底解説し、以下のポイントを抑えることが可能です。
- カウンター枚数の適切な見方
- 部品供給期間と年式の関係
- 見逃せないメンテナンス履歴のチェック方法
など、品質を見極めるための具体的な判断基準を体系的に解説します。さらに、信頼できる販売業者を選ぶためのコツもご紹介。
この記事を読み終える頃には、自社に最適な複合機を自信を持って判断できるようになるでしょう。
そして、最適な一台を見つけるお手伝いができれば幸いです。
目次
なぜ中古複合機の「品質」を見分けることが重要なのか?

中古複合機の品質は、日々の業務効率と、長期的なランニングコストを大きく左右する最重要ポイントです。
もし、本体価格の安さだけで選んでしまい、印刷品質が不安定な複合機を導入してしまったらどうなるでしょうか?
- 紙詰まりや色ムラによる再印刷で時間と紙の無駄遣い
- 突然の故障による修理待ちのダウンタイムで業務がストップ
- 生産性の低下による目に見えないコスト増
さらに深刻なのは、メーカーによる部品供給が終了している古いモデルを選んでしまった場合です。致命的な故障が発生した際に「修理不能」と判断され、早期の買い替えを余儀なくされるケースも少なくありません。
つまり、「価格」だけでなく**「品質」を総合的に見極める**ことこそが、トータルコストを最適化し、安心して業務に集中するためのカギとなるのです。
【購入前に絶対確認!】中古複合機の品質を見抜く5大チェックポイント
では、具体的にどこをチェックすれば、高品質な中古複合機を見分けられるのでしょうか?購入前に必ず確認したい5つの重要ポイントを解説します。
1. カウンター枚数の目安は?「走行距離」だけで判断しないこと!

複合機のカウンター枚数(総印刷枚数)は、いわば自動車の「走行距離」のようなもの。この数値が品質を判断する一つの指標となります。
- 一般論: 10万枚を超えるような極端にカウンター枚数が多い激安機は、内部部品の摩耗が進んでいる可能性が高く、故障リスクも上昇する傾向があります。
- 注意点: しかし、「カウンター枚数が少なければ少ないほど良い」という”極端な低カウンター至上主義”は、かえってコストパフォーマンスを損なう場合があります。
- 例えば、月間3,000枚以下の小規模オフィスであれば、カウンター枚数が30~50万枚程度の個体でも、適切なメンテナンスが施されていれば3~4年は十分に活躍できるケースが多くあります。
【カウンター枚数の目安】
- SOHO・小規模オフィス: ~50万枚程度
- 中規模オフィス: 20~80万枚程度
この枚数を超えていても、後述するメンテナンス履歴が良好であれば、十分に選択肢に入ります。あくまで「目安」として捉え、他の要素と総合的に判断しましょう。
2. メンテナンス履歴と整備内容:分解整備されているかが重要!

中古複合機の品質を大きく左右するのが、どのようなメンテナンスと整備が施されてきたかです。
理想的なのは、一度複合機を分解し、ドラム、定着ユニット、給紙ローラーといった主要な消耗部品を新品同等品に交換・整備(リビルド)しているものです。
【確認すべきこと】
- 整備記録の有無: きちんとした整備記録が残っているか確認しましょう。
- 整備工場の有無: 販売業者が自社で整備工場を持っているかどうかもポイントです。
売りっぱなしの業者の場合、部品交換を最低限に留めるため、購入後すぐに不具合が出る(初期不良)確率が高まる傾向があります。
3. 部品供給期間と発売年式:いつまで安心して使えるか?

どんな機械もいつかは寿命が来ますが、複合機の場合はメーカーによる純正部品の供給期間が実質的な寿命と大きく関わってきます。
- 国内メーカーの傾向: 一般的に、発売後7~10年程度で純正部品の供給を終了します。
- 古いモデルのリスク: 年式が古いモデルは、部品が「在庫限り」となっている場合があり、万が一故障した際に修理部品が手に入らず、保守契約が早期に終了してしまうリスクが高まります。
- SHARP複合機の場合: SHARP製複合機は、比較的部品供給期間が長く、発売から8~9年経過したモデルでも部品ストックが充実している点が魅力の一つです。
【発売年式による選定基準の目安】
- 発売5年以内: 最も安心。部品供給も十分見込めます。
- 発売8年以内: 在庫状況やメンテナンス内容をしっかり確認した上で検討しましょう。
- 発売10年超: 業務用としてメインで使うには、部品供給のリスクから不向きと言えます。
4. 実機テストでわかる印刷品質:自分の目で確かめよう!

可能であれば、購入前に実機でテスト印刷を行い、印刷品質を目で確認しましょう。
【チェックポイント】
- カラー写真: 色ムラやスジがないか、色の再現性はどうか。
- 細い線が含まれる図面: 線がかすれたり、にじんだりしていないか。
- グレーの階調: 滑らかに濃淡が表現できているか。
- 特に注意: フルカラー印刷時の色の均一性や、両面印刷時の給紙精度は、不具合があると修理コストが高額になりやすい箇所なので、念入りにチェックしましょう。
【実機テストが難しい場合】
遠方などで実機テストができない場合は、販売業者に以下のものを要求してみましょう。
- 整備完了報告書に添付されたテスト印刷のサンプル(写真やスキャンデータ)
- テストチャートの濃度数値
- 読み取りスキャンのサンプル画像
5. 保証・保守契約の有無:購入後の安心を買う!

中古品だからこそ、購入後の保証や保守契約の有無は非常に重要です。
- 初期保証: 最低でも1ヶ月、できれば3ヶ月以上の初期保証が付いているか確認しましょう。
- カウンター保守契約: 「月額基本料金+印刷枚数に応じた課金」でメンテナンスを受けられるカウンター保守契約を提示できる業者は、自社に技術者が在籍し、継続的なメンテナンス体制が整っている証拠と言えます。
- 注意点: 「故障した場合は、その都度見積もりします」という業者のみの場合、修理費用が予想以上に高額になったり、対応が遅れたりする可能性があるので注意が必要です。
信頼できる中古複合機販売業者を見極める3つの質問

上記のチェックポイントを押さえても、「どの販売業者から買えばいいの?」と迷うかもしれません。そんな時は、以下の3つの質問を業者に投げかけてみましょう。誠実な業者であれば、明確に答えてくれるはずです。
- 「自社に整備工場はありますか?また、メーカー認定資格などを持った技術者は在籍していますか?」
- 自社工場を持ち、技能検定(OA機器サービススタッフ資格など)を持つ技術者が常駐している業者は、修理対応の迅速さや技術力に期待が持てます。
外注に頼っている比率が高い業者は、修理までに時間がかかり、業務のダウンタイムが長くなる傾向があります。
- 自社工場を持ち、技能検定(OA機器サービススタッフ資格など)を持つ技術者が常駐している業者は、修理対応の迅速さや技術力に期待が持てます。
- 「どのような整備プロセスで、どの部品を交換したか、具体的な記録(リビルドチェックシートなど)を見せてもらえますか?」
- 「何を」「いつ」「どこまで」交換・整備したのかを具体的に開示できる業者は、整備内容に自信があり、信頼度が高いと言えます。
- 「何を」「いつ」「どこまで」交換・整備したのかを具体的に開示できる業者は、整備内容に自信があり、信頼度が高いと言えます。
- 「万が一故障した場合、保守エリアはどこまで対応可能ですか?また、連絡してから駆けつけてくれるまでの平均時間はどれくらいですか?」
- 修理受付から現地に技術者が到着するまでの平均時間が「〇時間以内」を目安にしている業者は、業務停止リスクを低減する努力をしていると考えられます。
対応エリアも事前に確認しておきましょう。
- 修理受付から現地に技術者が到着するまでの平均時間が「〇時間以内」を目安にしている業者は、業務停止リスクを低減する努力をしていると考えられます。
中古複合機の品質ランク別・相場とおすすめ機種年式(SHARP製を例に)
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中古複合機は、カウンター枚数や年式によって、おおよその品質ランクと価格相場があります。以下はSHARP製複合機を例にした目安です。
- Aランク(ほぼ新品同様)
- カウンター枚数: 5万枚以下
- 発売年式: 3年以内
- 相場: カラー機 30~40万円程度 / モノクロ機 20~25万円程度
- 特徴: 短期間のリースアップ品などが多く、品質は新品に限りなく近いです。
- おすすめ機種例 (SHARP): BP-70Cシリーズ、BP-60Cシリーズ (2021年以降発売モデル)
- Bランク(人気・バランス型)
- カウンター枚数: 50万枚前後
- 発売年式: 5年以内
- 相場: カラー機 15~25万円程度 / モノクロ機 10~18万円程度
- 特徴: コストパフォーマンスと耐久性のバランスが良く、最も人気のあるランクです。
- おすすめ機種例 (SHARP): MX-2650FN (2018年発売モデル)
- Cランク(短期利用・サブ機向け)
- カウンター枚数: 80万枚超
- 発売年式: 8年超
- 相場: カラー機 10万円以下 / モノクロ機 10万円以下
- 特徴: とにかく価格を抑えたい場合や、使用頻度が低いサブ機、短期間の利用に向いています。
※上記相場はあくまで目安であり、機種や状態、販売業者によって変動します。
【導入後も安心】中古複合機の品質を長く維持する運用ポイント

せっかく高品質な中古複合機を選んでも、使い方次第で寿命は変わってきます。導入後に品質を維持するための簡単な運用ポイントをご紹介します。
- 定期保守契約の活用を検討する
- 特に月間印刷枚数が3,000枚を超えるような場合は、定期的な点検や消耗品の交換を含む保守契約に加入することで、大きなトラブルを未然に防ぎ、安定した稼働を維持しやすくなります。
- 特に月間印刷枚数が3,000枚を超えるような場合は、定期的な点検や消耗品の交換を含む保守契約に加入することで、大きなトラブルを未然に防ぎ、安定した稼働を維持しやすくなります。
- 設置環境を最適化する
- 複合機は精密機械です。推奨される設置環境(一般的に温度15~30℃、湿度20~70%)を保ち、直射日光やホコリが多い場所を避けるだけで、紙詰まりの発生率を約30%低減できるというデータもあります。
- 複合機は精密機械です。推奨される設置環境(一般的に温度15~30℃、湿度20~70%)を保ち、直射日光やホコリが多い場所を避けるだけで、紙詰まりの発生率を約30%低減できるというデータもあります。
- 純正または推奨トナーを使用する
- 価格の安い互換トナーは魅力的に見えるかもしれませんが、長期的に見ると注意が必要です。互換トナーの使用が原因で、複合機内部の感光ドラムユニットなどの重要な部品の摩耗を早めてしまい、結果的に修理費用が高くつき、総コストで損をする事例が少なくありません。
メーカーが推奨するトナーを使用することが、機械を長持ちさせる秘訣です。
- 価格の安い互換トナーは魅力的に見えるかもしれませんが、長期的に見ると注意が必要です。互換トナーの使用が原因で、複合機内部の感光ドラムユニットなどの重要な部品の摩耗を早めてしまい、結果的に修理費用が高くつき、総コストで損をする事例が少なくありません。
オフィスエコがご提供する“安心品質”の強み

私たちオフィスエコは、お客様に安心して中古複合機をご利用いただくために、品質にとことんこだわっています。
- 徹底した分解整備と出荷前テスト: 全ての複合機に対し、100項目以上にも及ぶ分解整備を実施。さらに出荷前には入念な動作テストを行い、万全の状態でお届けします。
- 安心の長期保証と全国対応の保守契約: 30日間の無料保証に加え、月額制のカウンター保守契約もご用意。万が一の際も、全国のサービス網で迅速に対応いたします。
- SHARP専門技術者が多数在籍: SHARP製複合機に精通したメーカー認定専門技術者が多数在籍しており、お問い合わせから最短営業日での駆けつけ対応を目指しています(エリアにより異なります)。
- 購入後もワンストップでサポート: ご購入後の運用サポートはもちろん、将来的なリース契約への切り替え、機種の買い替え、そして不要になった複合機の廃棄に至るまで、ワンストップでサポートいたします。

これらの取り組みにより、オフィスエコが販売する中古複合機のトラブル発生率は、極めて低く永くお使いいただけます。
まとめ:高品質な中古複合機で、ビジネスを賢く加速させましょう!

中古複合機の品質を見分けることは、決して難しいことではありません。
今回ご紹介した「カウンター枚数」「メンテナンス履歴」「部品供給期間」「実機テストでの印刷品質」「保証・保守契約」という5つの大きなポイントを押さえれば、購入後の失敗リスクを大幅に減らすことができます。
そして、信頼できる販売業者を選び、導入後も適切な運用を心がけることで、印刷コストの大幅な削減と業務効率の向上を同時に実現できるでしょう。
「うちの会社に最適な中古複合機はどれだろう?」
「もっと詳しく話を聞いてみたい」
もし、そう思われたなら、ぜひオフィスエコまでお気軽にご相談ください。
中古複合機の専門知識豊富なスタッフが、お客様の状況やご要望を丁寧にお伺いし、最適な一台をご提案、即日お見積もりをお届けいたします。
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