Macで中古複合機は本当に大丈夫?【最新OS Sequoia対応】失敗しない選び方とおすすめモデルを徹底解説!
更新日:2025.05.30

最近、Macを仕事で使う会社が増えていますよね。デザインだけでなく、普段の事務作業でもMacを見かける機会が多くなりました。
そんな中、『Macでちゃんと使える中古複合機ってあるの?』『新しいmacOS 15 Sequoia(セコイア)でも、プリンターやスキャナーは動くのかな?』と気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事は、まさにそんな『中古複合機をMacで使いたい!』というあなたのためのガイドです。
Mac対応の中古複合機を選ぶポイントから、お得に導入する方法まで、わかりやすく解説します。
目次
中古複合機をMacで使うメリット

最新macOS15 Sequoia(セコイア)でも安定動作するドライバー環境
Macで複合機を使う上で心配なのが、OSのバージョンアップですよね。でもご安心ください。
シャープのBPシリーズやMXシリーズは、2025年4月に公開されるドライバーによって、macOS 10.13から最新のSequoia 15まで正式に対応する予定です。
これらのモデルは、プロの印刷現場でも使われる『PostScript3(ポストスクリプト3)』という機能に対応している(または追加できる)ため、OSをアップデートしても印刷のキレイさが変わりにくいのが特長です。
AdobeのIllustratorやPhotoshopといったアプリでの色味も安定しやすく、Windowsを使っている人とファイルをやり取りしても、Mac特有の文字化けが起こりにくいのも嬉しいポイントです。
AirPrint対応でドライバーレス印刷が可能
iPhoneやiPadでおなじみの『AirPrint(エアプリント)』に対応したシャープ製中古複合機なら、面倒なドライバーインストールは不要です。
Macの設定画面から使いたい複合機を選ぶだけで、すぐに印刷を始められます。例えば、出張先でMacBookを開いたら、ネットワーク内の複合機を自動で見つけてくれるので、USBケーブルを繋いだり、CD-ROMから何かをインストールしたりする手間もありません。
iPhoneやiPadからも同じように簡単に印刷できるので、私物のデバイスを業務で使う『BYOD』を進めているオフィスにもぴったり。仕事の効率アップにつながります。
Windows混在環境でもMacからの印刷が快適
オフィスにMacとWindowsのパソコンが混在している場合でも、PostScript対応の複合機なら安心です。Macから印刷してもWindowsから印刷しても、レイアウトが崩れたり、色味が大きく変わったりすることがほとんどありません。
新品でPostScript対応機を導入しようとすると高価になりがちですが、中古ならPostScript機能付きのモデルが20万円~40万円台で見つかることも。新品で本体とPostScript拡張キットを揃えると平均25万円以上かかることを考えると、大幅なコストダウンが可能です。
私たちオフィスエコでは、在庫の複合機にPostScript機能が付いているかどうかしっかりご説明しているので、機種選びも簡単です。
Mac対応中古複合機を選ぶ5つのチェックポイント

① PostScript拡張キットの有無
Macでキレイに、そして確実に印刷するなら『PostScript(ポストスクリプト)』機能は必須です。
Macの印刷システムはPostScriptと相性が良く、この機能がない複合機だと、印刷時にエラーが出たり、文字化けしたりする可能性が高まります。
中古複合機を選ぶ際は、『PostScript3(PS3)対応』や『PS拡張キット(型番:MX-PKなど)搭載』といった記載があるか必ずチェックしましょう。販売店が出す見積もりや構成表に、PostScriptのライセンス情報が含まれていればより安心です。
② AirPrint対応

オフィス内で使われているMacのOSバージョンがバラバラ…そんな環境では『AirPrint』対応が非常に便利です。
AirPrintに対応していれば、基本的にドライバーの心配がいらず、設定も簡単なので、管理の手間やコストを抑えられます。
シャープのBP-30C25やMX-2650FNといった比較的新しいモデル(またはそれ以降の機種)は、本体ソフトウェアのアップデートだけでAirPrintに対応できる場合が多く、設定方法を統一しやすいのもメリットです。
③ macOS用スキャナドライバー(ICA/TWAIN)の提供状況
印刷はできるけど、スキャンができない…というのは避けたいですよね。
Macでスキャン機能を使うためには、対応するドライバーが必要です。特に最新のmacOS 15 Sequoiaでは、『ICA(イメージキャプチャアーキテクチャ)』という仕組みでのスキャンが一般的です(従来のTWAINという規格も使えます)。
シャープが提供する『Scan to Desktop』というアプリは、このICAに対応しており、スキャンした文書をPDFにして、文字情報を自動で読み取り可能(OCR化)にしてくれる機能もあるため、書類の整理や検索がグッと楽になります。
④ SMB v3/WebDAV対応でスキャンtoフォルダが簡単
スキャンしたデータを、パソコンやサーバーの共有フォルダに直接保存する『スキャンtoフォルダ』機能はとても便利です。
しかし、macOS 15 Sequoiaではセキュリティが強化され、古い通信方式『SMB v1』が使えなくなりました。そのため、古い複合機だと共有フォルダに保存できないことがあります。
中古複合機を選ぶ際には、新しい通信方式『SMB v3』に対応しているか、または『WebDAV』という別の方法でファイル共有ができるか、販売店に必ず確認しましょう。
⑤ iOS/iPadOSとの連携
iPadで作成したデザインや資料を、そのままキレイにA3サイズで印刷したい。そんな時もMac対応の中古複合機が役立ちます。『AirPrint』と『PostScript3』の両方に対応した機種なら、iPadから直接印刷しても色のズレが少なく、イメージ通りに仕上がります。
さらに、Macの標準的な色管理システム『ColorSync』に対応したPostScript内蔵機を選べば、MacでもiPadでも、デバイスが変わっても色味の統一感を保ちやすく、スムーズな作業が可能です。
シャープ中古複合機のMac対応状況【シリーズ別早見表】

シャープ製中古複合機がMacにどこまで対応しているか、シリーズ別にまとめました。
- BPシリーズ(2023年以降のモデルが中心):最新Mac環境に強い味方!
- 特徴:BP-30C25やBP-50C26といった機種は、AirPrintとPostScript3機能を標準で搭載。最新のmacOS 15 Sequoiaでの動作も確認済みです。
- メリット:パワフルな処理能力(4GBメモリ、クアッドコアCPUなど)で、容量の大きなPDFファイルもサクサク扱えます。デザイン制作など、高い性能が求められる業務に最適です。
- 特徴:BP-30C25やBP-50C26といった機種は、AirPrintとPostScript3機能を標準で搭載。最新のmacOS 15 Sequoiaでの動作も確認済みです。
- MXシリーズ(2016年~2022年頃のモデルが中心):コスパと機能のバランス良し!
- 特徴:MX-2650FNやMX-3650FNなどは中古市場でも人気があり、PostScriptキットが装着されたモデルなら30万円前後から見つかります。
- メリット:本体ソフトウェアのアップデートでAirPrintにも対応可能。macOS 15 SequoiaまでのOSで利用できる、コストパフォーマンスに優れた選択肢です。
- 特徴:MX-2650FNやMX-3650FNなどは中古市場でも人気があり、PostScriptキットが装着されたモデルなら30万円前後から見つかります。
- AR-Mシリーズ、MX旧世代(2015年以前のモデルが中心):Macでの利用は注意が必要
- 特徴:非常に安価で見つかることもありますが、Macが標準で使うPostScriptに対応しておらず、主に『PCL』という印刷方式が使われています。
- 注意点:Macで使うには特殊な変換ソフトが必要だったり、思い通りに印刷できなかったりすることがあります。無理にMacで使おうとすると、かえって手間やコストがかかる場合があるため、Macでの利用はあまりおすすめできません。
- 特徴:非常に安価で見つかることもありますが、Macが標準で使うPostScriptに対応しておらず、主に『PCL』という印刷方式が使われています。
Mac環境で中古複合機を活用する設定ガイド

1. PostScriptドライバーのインストール(macOS 15 Sequoiaの場合)
Macで高画質な印刷をするための基本的な設定です。
- シャープの公式サイトから、お使いのmacOSバージョンに合った最新のプリンタードライバー(例:『macOS 15 Sequoia』など)をダウンロードします。
【こちらから】
https://global.sharp/restricted/print/select.html?view=1&lang=1®ion=12
↓ - ダウンロードしたファイルを開き、インストーラーの指示に従ってインストールします。
↓ - インストール後、「システム設定」を開き、「プリンタとスキャナ」を選びます。
↓ - 「プリンタ、スキャナ、またはファクスを追加…」ボタン(または「+」ボタン)をクリックします。
↓ - 「IP」タブを選び、複合機のIPアドレスを入力します。プロトコルは「LPD」または「IPP(Secure IPP)」を選びます。
↓ - 「ドライバ」または「種類」の項目で、リストから該当するPostScript(PS)ドライバー(PPDファイル)を選んで「追加」します。
これで、Macからキレイな印刷ができるようになります。
2. AirPrintでかんたんプリンタ追加
ドライバーいらずで、手軽に印刷設定ができます。
- Macと複合機が同じネットワーク(Wi-Fiや有線LAN)に接続されていることを確認します。
↓ - Macの「システム設定」から「プリンタとスキャナ」を選びます。
↓ - 「プリンタ、スキャナ、またはファクスを追加…」ボタンをクリックすると、ネットワーク上のAirPrint対応複合機が自動的にリストアップされます(「Bonjourプリンタ」として表示されることもあります)。
↓ - 使いたい複合機を選んで「追加」するだけ。ドライバーのダウンロードも不要で、すぐに印刷テストができます。
3. スキャンデータを共有フォルダへ直接保存(SMB設定)
macOS 15 Sequoiaでスキャンデータを共有フォルダに送る設定です。
- Mac側で共有フォルダを作成し、共有設定を行います。その際、フォルダにアクセスするための「共有名」「アカウント名」「パスワード」を決め、アクセス権を「読み/書き」に設定します。
↓ - 複合機側の設定画面(または操作パネル)で、スキャンデータの保存先として、先ほど設定したMacの共有フォルダ情報(IPアドレスまたはコンピュータ名、共有名、アカウント名、パスワード、フォルダの場所など)を登録します。
これで、複合機の操作パネルからスキャンを実行すると、指定したMacの共有フォルダに直接PDFなどのデータが保存されるようになります。
4. 色味を正確に!カラーマネジメントのコツ
デザインデータなどを印刷する際、画面で見た色と印刷物の色が違って困ることがありますよね。
- ポイント: Adobeソフトなどから印刷する際、色の変換設定で「カラー変換しない(またはプリンタで管理)」といった選択をし、MacのOS側(ColorSyncユーティリティなど)やプリンタードライバー側でカラープロファイルを適切に設定・適用することで、色のズレを最小限に抑えられます。
- PostScript内蔵機の場合: PostScript機能を内蔵した複合機なら、Macの色管理システム『ColorSync』と連携しやすく、画面のRGBカラーから印刷用のCMYKカラーへの変換をより適切に行ってくれるため、安定した色再現が期待できます。
よくあるトラブルと解決策【FAQ】

Q1. プリンタや複合機がMacのプリンタリストに出てきません。
A1. Macと複合機が異なるネットワークグループ(LANセグメントやVLAN)に接続されていると、お互いを自動で見つけられないことがあります。これはAirPrintの場合も同様です。
ネットワーク管理者に相談して、ネットワーク設定を見直してもらうか、複合機に固定IPアドレスを設定し、手動でプリンタ登録を試みてください。
Q2. PostScript(PS)対応のはずなのに、ライセンスエラーが出ます。
A2. 中古複合機の場合、PostScriptキットが本体に取り付けられていても、ライセンスが有効になっていないことがあります。購入した販売店に複合機のシリアル番号を伝えれば、ライセンスを再有効化するキーを発行してもらえる場合があります。
購入前に、PostScriptライセンスが有効になっているか確認してもらうと安心です。
Q3. スキャンしたデータをPDFで共有フォルダに保存できません。
A3. macOS 15 Sequoiaでは、共有フォルダへの書き込み権限が以前より厳しくなっています。Mac側で共有フォルダの設定を確認し、「すべてのユーザー」または複合機からアクセスする特定のユーザーアカウントに対して「書き込み」権限が正しく与えられているか確認してください。
また、複合機側に登録しているユーザー名やパスワードが正しいかも再チェックしましょう。
Q4. macOS Monterey以降のOSで、共有フォルダ(SMB接続)へのアクセスに失敗します。
A4. 複合機の本体ソフトウェア(ファームウェア)が古い場合、新しいmacOSのセキュリティ要件に対応できず接続できないことがあります。シャープの公式サイトで、お使いの複合機向けの最新ファームウェアが公開されていないか確認してみましょう。
新しいファームウェア(例:SMB v3に対応したもの、2024年11月版など)があれば、USBメモリなどを使ってアップデートすることで問題が解決する場合があります。
Macユーザーにおすすめのシャープ中古複合機モデル2選
1. MX-2650FN:コスパ抜群の人気モデル

- おすすめポイント:PostScript3キットが標準で付いているものが多く、AirPrintにも対応可能。1,200dpiの高画質印刷も魅力です。
- 価格帯の目安:24万円~32万円程度
- こんな方へ:デザイン事務所や広告代理店など、画質とコストのバランスを重視する方におすすめです。
2. BP-30C25:置き場所に困らないコンパクトA3カラー機

- おすすめポイント:幅約56cmとスリムなボディにPostScript3機能を内蔵。AirPrintも標準対応です。
- こんな方へ:スペースが限られたオフィスや、MacBookやiPadからのモバイル印刷が多い職場にぴったりです。
導入コスト比較―新品PS拡張 vs 中古PS内蔵

1. 本体価格はこんなに違う!
新品のA3カラー複合機にPostScriptキットを追加すると、総額で200万円を超えることも珍しくありません。一方、PostScript機能を内蔵した中古モデルなら、新品の半額以下、場合によっては50%~70%も安く手に入れることができます。
2. 月々の保守料金もお得に
私たちオフィスエコが提供する中古複合機の保守プランは、月額3,000円から(トナー代込み)。新品をリース契約する場合と比較して、年間で5万円~8万円もコストを削減できるケースがあります。
3. 5年間の総コスト(TCO)で考えると…
例えば、月に2万枚印刷するオフィスで5年間使用した場合をシミュレーションすると、
- 新品複合機:トータルコスト 約350万円
- 中古複合機:トータルコスト 約180万円
その差額はなんと約170万円!この浮いた費用を、他の必要な設備投資や事業資金に充てることができます。
オフィスエコが選ばれる理由と購入フロー

1. Macでの動作確認済みだから安心!初期設定もお任せ
オフィスエコでは、中古複合機を出荷する前に、実際に社内のMac miniやMacBook Proに接続して動作テストを行っています。お届け時には、AirPrintなどの基本的な設定も無償でサポートしますので、Macユーザーの方も安心して導入いただけます。
2. 全国対応!自社エンジニアが迅速サポート
東京・大阪・福岡に拠点を持ち、全国の広いエリアで販売対応致します。万が一のトラブル時も、最短営業日にはお伺い可能。純正部品も豊富にストックしているので、複合機が使えない時間を最小限に抑えます。
3. 充実の保証でさらに安心
『Mac環境でどうしても上手く動かない…』そんな万が一の場合でも、オフィスエコなら30日間の無料保証があるので安心です(※諸条件あり)。さらに、トナー・部品・修理込みのカウンター保守サービスもご用意。長く安心してお使いいただけます。
4. スピーディーな導入プロセス
お問い合わせから設置まで、最短営業日で完了することも可能です。
- Webサイトから簡単見積もり
↓ - お電話・メールでご相談~商談
↓ - 必要に応じて現地調査
↓ - 発送・設置(Macでの設定サポート込み)
お客様の手間を最小限に抑える『ゼロストレス導入』を目指しています。
まとめ—Mac対応中古複合機で業務効率とコストを両立

今やMacは、デザインや映像制作の現場だけでなく、あらゆるオフィスで使われるようになってきました。シャープ製の中古複合機なら、最新のmacOS 15 Sequoiaにも対応できるドライバーが提供されていたり、AirPrintで簡単に印刷できたりと、Macユーザーにとって非常に使いやすい選択肢です。
そして何より、導入コストを新品の半分以下に抑えることも夢ではありません。
業務の効率を上げつつ、コストもしっかり削減したいMacユーザーの皆さん。
ぜひ一度、オフィスエコの「Mac対応中古複合機 在庫一覧」をご覧いただき、無料見積もりでお気軽にご相談ください。あなたのオフィスにぴったりの一台を、私たちがご提案します。
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